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折板屋根とは?屋根の種類・熱くなる理由・具体的な熱対策を紹介

2026年6月1日

工場・倉庫などの大型建築物では、一般的に「折板屋根」と呼ばれる屋根材が使用されています。折板屋根は、傾斜方向に継ぎ目がないため、1枚あたりの長さが10mを超えることも珍しくなく、広い面積を一体的に覆う構造が特徴です。

そのような理由から、日射を受けると屋根全体の表面温度が上昇しやすく、結果として室温上昇の大きな要因となります。さらに、2025年6月1日には改正労働安全衛生規則が施行され、職場における熱中症対策が事業者の義務として明確化されました。

室温が高温状態のまま放置されると、罰則の対象となる可能性もあるため、工場ではこれまで以上に屋根の暑さ対策が重要になります。

本記事では、折板屋根の意味や種類を解説するとともに、屋根が熱くなる理由や効果的な熱対策について紹介します。

折板屋根とは

折板屋根とは、金属の板を折り曲げ加工した屋根材のことです。長さのあるものは「長尺屋根」、短いものは「短尺屋根」と呼ばれ、工場・倉庫では一般的に長尺屋根が使用されます。折板屋根は、主に次の5種類に分類されます。

・はぜ締めタイプ……鋼板の継ぎ目を折り曲げてつなぎ合わせる工法です。

・重ねタイプ……鋼板の継ぎ目を重ね、ボルトで固定する工法です。

・嵌合式タイプ……鋼板の継ぎ目をキャップで覆うタイプです。

・二重葺きタイプ……金属屋根材を二重にし、その間に断熱材(グラスウ-ル)をサンドイッチした工法のこと。

・わん曲加工……軒先部分を曲げ加工し、雨仕舞いやデザイン性を高めた工法です。

このように、折板屋根は「横方向の継ぎ目の違い」などによって種類が分けられ、それぞれに特徴や適した用途に違いがあります。

参考記事: 折板(一般社団法人 日本金属屋根協会)

折板屋根が熱くなる理由

折板屋根は、素材の特性などを理由に熱がこもりやすく、室温の上昇を招く屋根材の一種です。ここでは、折板屋根の建物が高温になりやすい理由について、具体的に解説します。

金属素材を使用している

折板屋根は、一般的にガルバリウム鋼板などの金属素材が使用されています。金属は熱を伝えやすい特性があるため、日射による輻射熱を受けると屋根表面の温度が上昇し、室温上昇の原因となります。

また、金属素材は長期間放置すると「錆(さび)」が発生する恐れがあります。錆が進行すると、熱の影響を受けやすくなるだけでなく、穴あきや雨漏りの原因にもつながるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

熱は温度の高い方から低い方へ移動するため

熱とは、エネルギーの量を示すものです。熱の伝わり方は、伝導熱・輻射熱・対流熱の3種類に分類されます。とくに屋根は、日射や機械から発生する「輻射熱」の影響を強く受け、室内が暑くなります。

熱は、温度の高い方から低い方へ移動する性質があります。そのような理由から、夏の暑い時期になると、折板屋根に蓄えられた熱が室内へ伝わり、室温上昇を引き起こします。

折板屋根の暑さ対策

折板屋根に熱がこもると、室温上昇の原因となるため、そこで働く人の健康を守るためにも「熱対策」が欠かせません。ここでは、折板屋根の暑さ対策について具体的に紹介します。

屋根にスプリンクラーを設置する

スプリンクラーとは、打ち水のように屋根へ散水する装置のことです。屋根用のスプリンクラーは、別名「屋根散水システム」とも呼ばれています。

スプリンクラーによって水を散水した場合、屋根表面の熱を奪う気化熱が発生し、その働きによって屋根の温度上昇を抑えることが可能です。その結果として、屋根から室内へ伝わる熱が減り、室温の上昇を抑制する効果が期待できます。

遮熱塗料を屋根に塗装する

遮熱塗料とは、日射によって発生する輻射熱を反射する機能を持つ塗料のことです。遮熱塗料には、太陽光に含まれる近赤外線(生物が暖かさを感じる波長)を反射する働きがあり、塗装によって屋根表面の温度上昇を抑える効果が期待できます。

屋根に遮熱塗料を塗布することで、屋根の表面温度が熱くなるのを防ぎ、室温上昇を防ぎます。ただし、遮熱塗料は塗りムラがあると十分な遮熱効果が得られないというデメリットも……。施工の際には、専門の技術者による施工を依頼する方法がおすすめです。

遮熱シートを屋根に施工する

折板屋根の暑さ対策には、遮熱シートの施工が効果的です。遮熱シートとは、輻射熱を反射する金属製のアルミシートのこと。屋根に施工することで、暑さの原因となる輻射熱の影響を抑え、室温の上昇を防ぐ効果が期待できます。

工場の折板屋根に「遮熱シート」を導入する場合は、弊社で対応が可能な「スカイ工法」が有効です。スカイ工法とは、輻射熱の反射性能に優れたスカイシートを屋根に直接貼り付ける工法のことです。作業員の技術や天候に左右されず、均一な効果を期待できます。

参考記事:スカイ工法

折板屋根の暑さ対策には、サーモバリアが最適

遮熱シート「サーモバリア」は、弊社で施工が可能な遮熱材の一種です。凹凸形状の折板屋根にもムラなく施工できるため、工場や倉庫の屋根に適した遮熱対策として高い効果を発揮します。

ここでは、夏の暑さ対策としてサーモバリアをおすすめできる理由について紹介します。

遮熱性能が高い

遮熱シートの素材は主にアルミであり、純度が高いものほど遮熱効果が向上します。サーモバリアは「純度99%以上」のアルミ箔を使用しており、輻射熱対策に高い効果を発揮します。

JIS規格(A1420)に基づく熱実験データを精査した結果、サーモバリアは厚さ70mmのグラスウールに匹敵する断熱性能を有していることが確認されています。工場の屋根・機械にサーモバリアを施工することで、輻射熱を大幅にカットし、夏の室温上昇を防ぐことが可能です。

雨漏りを防ぐ

遮熱シート「サーモバリア」は、雨漏りの原因となりやすい「ジョイント部分(接合部)」をシートで覆えるため、雨漏り対策に高い効果を発揮します。

その他にも、老朽化によって発生する穴あき・錆びの補修にも対応できます。そのような理由から、「雨漏り対策」を検討している事業主様にもおすすめの工法と言えるでしょう。

正しく施工が可能

遮熱シートは、施工時に隙間が生じた場合、効果を十分に発揮できません。効果を最大限に生かすには、隙間なく丁寧に施工することが大切です。

弊社はサーモバリア施工に特化した専門店です。一般的な内装・外装工事業者とは異なり、遮熱施工に特化した知識と技術を有しています。弊社であれば、サーモバリアの特性を最大限に引き出すために、隙間なく施工することが可能です。

まとめ

折板屋根に「遮熱シート」を施工することで、日射による熱対策はもちろん、雨漏りの防止や穴あき・錆びが発生した屋根のメンテナンスなど、幅広い効果が期待できます。

一方で、「どれくらいの効果が得られるのか」を、施工前に確認したいと考える方も多いことでしょう。弊社では、遮熱シート「サーモバリア」の導入をご検討中の事業者様向けに、施工前後の違いを体感できる「遮熱体感サービス」や、空調気流シミュレーションサービスを用意しています。

空調気流シミュレーションでは、工場内の温度分布や風の流れを3Dで可視化することが可能です。折板屋根の熱・雨漏り対策をご検討中の事業主様は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。

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