ブログ

BLOG

夏に工場が暑くなる理由とは?具体的な対策を紹介

2026年8月7日

工場は、日射の影響を受けて室温が上昇しやすく、室内が高温になると従業員の体調不良や熱中症を招く恐れがあります。

熱中症とは、高温多湿な環境下で発汗による体温調節がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。症状が進行すると、40度以上の高熱、意識障害、けいれん、異常行動などを引き起こすことがあり、最悪の場合は命を落とす危険もあるため、十分な注意が必要です。

本記事では、工場で暑さ対策が必要とされる背景を踏まえつつ、工場が暑くなる主な要因と、現場で実践できる具体的な暑さ対策を紹介します。

参考記事:熱中症について(全日本病院協会)

工場に暑さ対策が必要な理由

工場の室内が暑くなると、従業員の体調不良や熱中症、さらには機械操作ミスによる労災の発生リスクが高まります。こうした環境リスクを踏まえると、工場における暑さ対策は安全確保の観点から欠かせません。

さらに、2025年6月1日には改正労働安全衛生規則が施行され、職場での熱中症対策が事業者の義務として明確化されました。対策が不十分な場合には罰則が科される可能性があり、万が一労災が発生すると、従業員への損害賠償や刑事罰など、事業運営に深刻な影響を及ぼす恐れがあります。

工場で働く従業員の安全確保・労災防止・法令遵守・事業継続のためにも、暑さ対策は不可欠であると言えるでしょう。

参考資料:職場における熱中症対策の強化について(厚生労働省)

工場が暑くなる理由

工場は、建物の構造や取り扱う商品の特性などの影響で、室内が暑くなります。まずは、工場が暑くなる主な理由について解説します。

輻射熱の影響を受けやすい

工場の屋根・壁には、一般的に金属製の薄い素材が使用されることが多いです。金属は熱伝導率(※)が高いため、直射日光による輻射熱の影響を受けやすくなります。輻射熱とは遠赤外線によって伝わる熱のことであり、人体の体感温度を上げる作用があります。熱対策を怠ると、夏は屋根・壁が高温になり、室温が上昇しやすい環境が生まれます。輻射熱の影響を抑えるためにも、工場の屋根・壁には適切な熱対策が必要です。

※熱伝導率…………物体内部に温度差がある場合、熱がどれだけ伝わりやすいかを表した物理量のこと。

温度管理が必要なため

工場で取り扱う商品によっては、温度管理が欠かせない場合があります。例えば、以下のような商品です。

・電子機器や精密機器

・食品

これらの商品は、冷房による温度変化や湿度の影響を受けやすく、場合によっては冷房を強く稼働できないことがあります。とくに精密機器の場合、湿度が40%を超えると静電気が発生しやすくなり、電子回路の破損などのリスクが高まります。

商品を安全に保管・製造するためには、温度と湿度の両方を適切に管理することが重要です。

空調効率が悪い

工場は、大型機械の搬入・設置や多くの荷物を保管できるよう、天井を高く設計しているケースが多く見られます。天井が高い環境では空調効率が低下し、冷房を稼働しても室内がなかなか涼しくなりません。

さらに、工場は窓が少ないため換気が難しくなる傾向があります。窓が少ない理由としては、「衛生管理や精密な環境管理が必要」「光や音が外へ漏れることで近隣住民へ迷惑をかけないようにする」などが挙げられます。こうした構造上の特徴から、空気の循環を促すための対策が必要だと言えるでしょう。

工場の暑さ対策を紹介

工場は、建物の構造や設置されている機械、さらに夏の日差しなどの「外的要因」によって室温が上昇します。ここでは、工場が暑くなる具体的な理由について解説します。

空調服を着用する

冷房が効きづらい環境、または冷房の設置が難しい工場では、暑さ対策の一つとして「空調服」を着用する方法も有効です。空調服とは、作業着の腰回りにファンが取り付けられた作業着のことです。

空調服は、ファンが取り込んだ空気によって汗を効率よく気化させ、その気化熱によって体を冷やす仕組みを採用しています。空調服を着用することで、冷房が十分に効かない環境でも涼しさを保ちながら作業でき、暑さによる負担を軽減できます。

参考記事:空調服とは(株式会社 空調服)

遮熱シートを屋根に施工する

遮熱シートとは、輻射熱を反射する金属製のアルミシートのことです。屋根に施工することで、暑さの原因となる輻射熱の影響を抑え、室温の上昇を防ぐ効果があります。

工場の折板屋根に遮熱シートを導入する場合は、弊社が施工する「スカイ工法」が有効です。スカイ工法は、輻射熱の反射性能に優れたスカイシートを屋根に直接貼り付ける工法です。作業員の技術や天候に左右されず、均一した遮熱効果を得られます。

参考記事:スカイ工法

遮熱シートを機械に設置する

工場によっては、製造工程で必要となる多くの機械が設置されている場合があります。機械が稼働すると輻射熱が発生し、その熱が室内に広がることで室温が上昇します。こうした機械由来の熱対策には、弊社がサーモバリア施工時に採用している「フィット工法」が有効です。

フィット工法とは、機械から放出される熱を遮断するために開発された特許工法のことです。乾燥炉のような大型機械にも柔軟に対応できるため、さまざまな現場で活用できます。フィット工法により、機械から発生する輻射熱を効果的に抑え、室温の上昇を防ぐことが可能です。

参考記事:フィット工法

工場の暑さ対策に、サーモバリアがおすすめの理由

遮熱シート「サーモバリア」は、弊社で施工可能な高性能遮熱材です。凹凸形状の折板屋根にも均一に施工できるため、工場や倉庫の屋根に適した遮熱対策としてご活用いただけます。

本項目では、工場の暑さ対策としてサーモバリアをおすすめできる理由について詳しくご紹介します。

遮熱性能に優れている

遮熱シートの性能は、使用されているアルミの純度によって大きく左右されます。一般的に、アルミ純度が高いほど熱を反射する性能が向上します。弊社で施工が可能な遮熱シート「サーモバリア」は、アルミ純度99%の高純度アルミ箔を採用しており、輻射熱に対して高い遮熱効果を発揮します。

また、JIS規格(A1420)に基づく熱実験データでは、サーモバリアが厚さ70mmのグラスウールに匹敵する断熱性能を有することが確認されています。さらに、サーモバリアは室内側の熱を反射する特性も備えているため、冬場の熱損失を抑える効果も期待できます。

省エネ・カーボンニュートラルにも役立つ

昨今、国内ではカーボンニュートラルの実現に向けて、企業に対してエネルギー使用量の削減や、CO2を含む温室効果ガスの排出抑制が求められています。

こうした背景の中、弊社で施工可能な遮熱シート「サーモバリア」は、熱対策に特化した製品として企業のカーボンニュートラルへの取り組みを支援しています。カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させる取り組みのことです。日本政府は、2020年10月に「2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする」という方針を示しています。

サーモバリアを施工することで、室内外の熱移動を抑え、冷暖房効率が向上します。その結果、必要な電力使用量を削減でき、CO2排出量の低減につながります。

参考記事:カーボンニュートラルとは(環境省)

遮熱体感を利用できる

熱対策を検討する際には、どの程度の効果が得られるのかを事前に確認しておきたいものです。そこで弊社では、遮熱対策の効果を事前に体験したい方に向けて「遮熱体感」サービスを提供しています。

遮熱体感では、遮熱材「サーモバリア」の片面に輻射熱を照射し、施工前後でどれほど温度が変化するのかをシミュレーション形式で体験できます。温度変化の測定には、温度分布を画像として可視化できるサーモグラフィーを使用しており、遮熱効果を視覚的に確認することが可能です。事前に効果を把握してから施工を検討できるため、安心して導入をご判断いただけます。

まとめ

工場の暑さの原因は、日射による影響なのか、機械の発熱なのかなど、建物や設備の状況によって大きく異なります。夏の工場で暑さを効果的に防ぐためには、まず現状の課題を正しく把握し、その上で適切な改善策を講じることが重要です。

弊社では、現場調査と空調気流シミュレーション(※)を組み合わせ、建物ごとに最適化した遮熱計画を設計したうえで施工を行います。そのため、導入後には確かな効果を実感いただけます。工場の暑さ対策、省エネ、カーボンニュートラルの推進、離職防止などの課題改善をご検討中の事業主様は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。

※空調気流シミュレーション……工場内の温度分布や風の流れを3Dで可視化できるシミュレーションのこと

ブログ一覧を見る

CONTACT

サーモバリア
お問い合わせ

お気軽にご相談・お問い合わせください。

工場へ訪問させていただき、実際に熱を当ててサーモバリアの効果を体感いただきます。
24時間専用フォームにて受付を行っております。
お気軽にご相談・お問い合わせください。